Webデザイン

【失敗しないデザイン依頼】デザイナー目線で依頼のポイント10つ解説

【失敗しないデザイン依頼】デザイナー目線で依頼のポイント10つ解説

この記事では『制作会社やデザイナーへデザイン依頼をする時のポイント』を解説します。

私は現在、フリーランスのWebデザイナーとして活動しています。これまで紹介やSNS経由、ココナラなどを通じて300件以上の案件に取り組んできました。

 

デザインの依頼でよくありがちなのが、下記のようなトラブルです。

  • イメージしたのと全然違うものが納品された
  • HPを作ったはいいが、全然問い合わせが来ない
  • 修正などでやたらと追加料金を取られた

 

私は会社員時代にデザインを発注する側として仕事をした経験もあるので、ミスマッチが起きてしまう理由がすごくよく分かります。

会社にとってデザインの依頼は「投資」であるため、売上や集客、広告に役立つ制作物が納品されることを求めているはずです。

大切な資金をムダにしないためにも、ぜひ本記事で解説するポイントを踏まえて依頼先を選んでみてください。

 

失敗しないデザイン依頼のポイント10
  1. アート系デザイナーには要注意
  2. レビューを見極める目を養う
  3. ポートフォリオを見極める目を養う
  4. トラブルを事前回避する
  5. 大手、紹介だからという理由は要注意
  6. 追加料金、維持費、修正費には要注意
  7. 提案してほしいという要望はちゃんと伝える
  8. デザイン要望は実物で共有
  9. 専門性のある人を選ぼう
  10. 修正依頼をする時に気をつけたほうが良いこと

 

\私もココナラで依頼を承っています/

 

1:アート系デザイナーには要注意

デザインというと「センスや感覚でするもの」という認識を持つ方は少なくないと思います。

私もデザインに出会う前そうでした。センスが無いとできないもの、と思いこんでいました。

 

でも、実際は違います。

センスを発揮するのは、どちらかというと「芸術(アート)」であり、商品を売るため・集客するために用いる「デザイン」ではないです。

ですので、アート寄りの方に依頼してしまった場合「独創的で個性が発揮された芸術作品」が納品される恐れがあるので注意が必要です。

 

「もともと販売や集客用ではないアートっぽいデザインを依頼したいんだ!」という方なら問題がないです。

ですがそうでない場合は、「この人の制作物はカッコよくてオシャレ」「なんかセンスありそうな人だな」という基準でデザイナーを選ばない方が良いです。

 

2:レビューを見極める目を養う

制作費用が多くかかる場合はなおさら、あらゆる方面からのレビューをチェックしたほうが良いです。

あらゆる方面というのは、例えば制作会社なら公式サイト掲載の「お客様の声」以外にも、ネットやSNS検索で調べた方が良いということ。

当たり前ですが大抵の場合、自社サイトには「プラスの声・評価」しか載せないからです。

 

ココナラの場合は取引後にお互いが評価できる仕組み(星とコメント)があり、誰でもチェックできます。

この評価はサービス出品者側で操作はできず「良い口コミ」だけを掲載することは不可なことから、けっこう客観的に評価を判断できるかと思います。

 

3:ポートフォリオを見極める目を養う

依頼するに当たりレビュー以外であれば、「制作実績」「ポートフォリオ」も大きな判断材料にするかと思います。

デザインのレベルや作って欲しいものに合致したデザインができるかを見極めるために大切です。

 

ここで一つポイントとしてお伝えしたいのが、実際の制作物にプラスして「なぜこのデザインにしたのか?」「なぜこの構成でページを作ったのか?」といった “制作意図” をしっかり掲載している場合は、失敗する確率が低くなるということ。

というもの「1:アート系デザイナーの見極め」で少し触れたように、デザインはアートではないので頭を使って制作をしなければいけないからです。

 

「なんとなく」「感覚」「これまでの経験から」といった曖昧な基準を用いてデザインの配置を決めたり、配色を決めたりしてしまうデザイナーがいるのも事実です。

結果として出来上がるのは、発注側が最終的に求めているはずの「売上アップ」「集客率アップ」には到底結びつかない代物になってしまいます。

 

4:トラブルを事前回避する

以前こんな声を聞きました。

「制作会社に依頼をした際に、窓口として対応してくれた担当者は良かったけど、なぜか制作物が打ち合わせ内容と違った」

類似のものとしては、以下。

  • 営業の人は熱心で良かったのに、購入後に担当になった人は全然ダメだった
  • 途中で担当者が変わったら、打ち合わせ内容が全然引き継ぎできてなかった
  • ヒアリング内容が、制作にちゃんと反映されていない

 

これらの問題はフリーランスや個人で活動しているデザイナーへの依頼には起こり得ないトラブルかと思います。

というのも基本的には窓口も制作も、同じ一人の人間が請け負っているからです。

 

一方で、制作会社や一つの案件を複数で取り組んでいる場合には起こりえます。

これはデザイン業界だけの話ではないですが、案件を取ってくる営業の人間は熱心で親切なことが多いですよね(そうでなきゃ業績作れない…)。これが制作メインの担当者に変わってしまうと、温度差を感じたり、違和感を感じたりすることはよくあると思います。

 

ただしこれは制作会社を吟味している段階で判断するのが難しく、回避しづらい問題です。

ですので私が対応策としてお伝えできるのは、「懸念事項は正直に伝えて、探りを入れておく」ということ。

具体例

  • 担当者が変わる可能性があります?
  • 以前〇〇のトラブルがあって心配なのですが、こちらはどう対応してますか?

 

ココナラにおいて依頼を迷った時は、「小さな依頼を先にしてみる」というもが一つの手だと思います。

例えば本来は20万円するサイト制作の依頼をしたいけど、「この人でホントに大丈夫かな〜?」と不安になった時など。

 

全員ではないですが、意外と多くのサービス出品者が3〜4個のサービスを同時に出品しています(例:サイト制作、LP制作、チラシ制作、バナー制作)

ですので、金額が低めでいづれ使えそうなバナーを先に一個依頼してみて、相手の対応やサービスの質を吟味。その上で20万円の依頼をするという流れが安心かと思います。

 

5:大手、紹介だからという理由は要注意

「そもそもなぜ失敗を招いてしまったのか」その原因の上位にランクインするのがこちらです。

  • 大手の制作会社だから大丈夫かと思った…
  • 関連企業だから、もうここと決まっていた…
  • 付き合いがある知人の紹介だから断れず…

 

これらの失敗パターンを回避する方法としては、「まずはちゃんと比較検討が必要」という一言に尽きるかと思います。

ただし会社の決まりや上の決定で既に依頼先が確定している場合は、いち社員がそれに抗うのも難しいです。

 

ですのでただ言えることは、「大手だから」「紹介だから」「これまでも依頼してきた相手だから」といった理由で安心せず、むしろ積極的に意見・提案をしたり、要望を伝えたりして、後々後悔することがないよう努めたほうが良いかと思います。

 

6:追加料金、維持費、修正費には要注意

制作会社の価格表などでよく見かける「サイト制作:100,000円〜」という文言。「〜」ということは、それ以上になる可能性があるということです。

数字だけに着目して計算してしまうと、契約後に

  • ページを複数作るなら、+50,000円です
  • 価格表の数字はあくまでサイト制作費なので、維持費月20,000円かかります
  • 3回目以降の修正は、一回に付き+5,000円です

このようにドンドン追加されていきます。

 

特にサーバーやドメインを始めWebに詳しくないければ分からない話となると、その料金が妥当な数字なのか、それが本当に必要なものなのか判断できません。

そして先方の言いなり通りに事が進み、気づいたら当初の2〜3倍の価格を収めるハメになるのです。

 

対策としては、「~」の表現に注意しながら価格表を隅々まで読んで確認すること。

サーバーやドメインといったものは、実は誰でも簡単にネット上で契約・購入できるので、自分でやったほうが勉強になるしオススメです。

ネットで少し検索すれば、登録や契約方法、おすすめのサービスの情報を解説した記事が、山のように出てきます。

 

相手の言いなりになってあれこれ追加料金を取られないためには、多少なりとも自分が知識武装する必要アリです。

 

7:提案してほしいという要望はちゃんと伝える

お客さまに失敗談を聞いていて意外とあったのが、「デザイナーから提案がない」という不満です。

  • ラフ案を渡したら、そのまま制作に落とし込んで終わりだった
  • こっちは素人だからプロ目線の意見が欲しかったけど、それがなかった
  • テンプレにあてはめてただ作っただけ、という感じで残念…

このような具合です。

 

これは私もやりがちなので反省すべきことなのですが、デザイナーはともすると「言われたものを作ればいい」という思考に陥りがちです。

そしてそのとおり実行し、思い通りのものが納品された依頼者も満足、だけどそれが実際に集客や販売に貢献するかと言うと、そうなってくれないパターンはよくあります。

 

その原因は依頼者があらかじめ提出したラフ案やデザイン構想などが、そもそも集客・販売に結びつかないものであった場合があります。

そしてデザイナー側も「別にそれに対して意見はせず、ただ言われたと通りに作れば満足してもらえる」と思って実行することが多いです。

 

もしも「もっと戦略的な視点で意見がほしい」「積極的に販売につながる提案がほしい」と思って依頼するのであれば、それをちゃんとデザイナー側に伝えたほうが失敗しません。

なぜなら今述べてきたように「ただ言われたものを作ればいい」と考えているデザイナーは少なくないからです。

 

例えば以下のように『マーケティング面』の相談をしてみるといいかと思います。

  • 我社は〇〇のビジネスモデルだから〇〇機能を実装したいけど、どう思いますか?
  • このバナーは〇〇広告に出稿予定だから、その媒体の利用者のことを踏まえて作って欲しい
  • 既存のLPはCV率が〇〇なので、改善後は〇〇までUPさせたいと思っていて…など。

 

ただ中にはマーケティングや広告といった分野が全くの専門外というデザイナーもいるので、相談相手の見極めも必要かと思います。

 

8:デザイン要望は実物で共有

「おしゃれな感じ」という言葉一つとっても、私が思う「おしゃれな感じ」とあなたが思う「おしゃれな感じ」には違いがあるはずです。

ですのでイメージを共有するときは、言葉で伝えるのは極力避けた方がいいでしょう。その代わり「参考サイト」「参考バナー」などを探してイメージを共有します。

 

それと同時に伝えたほうが良いと思うのが、「『なぜ』そう要望するのか?」ということ。

例えばバナーの依頼において「赤をメインカラーにしてください」と要望するなら、その理由も付け足しておくと良いかと思います。

「遷移先のサイトと色を統一したいから」「以前赤のバナーがクリック率が高かったから」などの理由があったとします。

もしも単に「赤で」とだけ伝えた場合は、その点だけを基準にデザイナーは制作します。

 

一方で赤にしたい理由が「以前赤のバナーがクリック率が高かったから」を一緒に伝えれば、デザイナー側も「依頼者は『クリック率を上げたい』というのが本来の目的なんだ!」と分かり、このポイント押させた上で別の提案をくれる可能性もあります。

(提案例:「出稿先の〇〇媒体の年齢層を考えると、○色の方がクリック率UPの可能性あります。」「クリック率を考えるなら、〇〇の方が反応が取れるかもしれません。」)

 

9:専門性のある人を選ぼう

最近は得意分野を絞る制作会社やデザイナーも増えてきたと思いますが、要は「何でも屋さんより、一点突破型を選んだほうが良い」ということです。

  • 「名刺、チラシ、パンフレット、バナー、Webサイト、ランディングページ何でもお任せ!」
  • 「パンフレット制作専門のデザイナーです。パンフレットのことならぜひお任せください!」

もしパンフレットの依頼先を選ぶのであれば、多くの方は後者を選ぶはずです。

 

デザイナーのプロフィール欄に「使えるソフト」や「持っている資格」が10個も20個も書いてあると、「わぁ、なんかこの人すごそう!」と思ってしまったりしますが、いくらソフトが使えてもあまり意味がありません。

あくまで「それを使って一体何が作れるのか?」がデザイナーに求められることだからです。

 

実は「ソフトはPhotoshopの10〜20個の機能だけしか使えないよ」という状態でも、きちんと成果に繋がるバナーやページを作れる人はいます。

ですので、「何でも作れます」「たくさんソフト使えます」「こんな資格も持ってます」といった言葉に惑わされないことが大切かと思います。

 

10:修正依頼をする時に気をつけたほうが良いこと

最後はデザイナーへ修正依頼する時に気をつけたほうが良いかな、と思うことをお伝えします。

 

以前依頼いただいたお客さまの中に、「過去にデザイナーとトラブってしまった」という方がいました。

ご本人曰く「デザイナーが作ったものに対して修正をお願いしたら相手が気分を害してしまい、そこからやり取りが気まずくなった」そう。

詳細が分からないので何とも言えません。ただ私が一つ思ったのは「確かに修正依頼が来るとムッとしてしまう感情は、デザイナーなら感じたことがあるの人が多いのでは?」ということです。

 

人間誰しも、自分のアイディアや作ったもの、やってあげたことに対して多少なりとも意見をされたら、感情が負の方向に動くものだと思います。

私もデザイナー初期の頃は、修正依頼や指摘に対して落ち込んだり、すねたり、時に逆ギレしてみたりといったこともありました(もちろん心の中だけで...)

当然客商売をやっている以上、相手の考えや意見、要望には素直に耳を傾けるべきであり、感情任せに対処するのはおかしな話です。

 

ただ、ただ!!

私は「ものはいいよう」だというのもあると思います。

 

修正してほしいときや、思ったものが納品されなかった時に、

  • このデザイン、ちょっとダサくない?
  • なんかしっくりこないんだよな〜
  • とりあえず1から別の色で試してみて〜
  • 何が問題か分からないけど、これじゃないんだよな〜

といったような言い方をしてしまうと、デザイナーによっては気分を害したり、その後の対応が悪くなったりする可能性があります。

 

ですので大切なのはやはり、「何が問題だと思うのか?」「どうしてほしいのか?」を具体的に伝えることだと思います。

 

 

\私もココナラで依頼を承っています/

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