この記事では『Macの資料作成ソフトKeynote(キーノート)を使いWeb画像を作る方法』を解説します。
通常はプレゼン資料を制作するためのソフトですが、簡単なバナーやサムネイル画像を作ることもできます。
Photoshopなど有料の画像編集ソフトを使いたくないという方は、ぜひKeynoteをマスターしてみてください。
また本記事では、私がかつて制作したテンプレートが無料ダウンロードできます。
1から作るよりも手間が省けるため、必要な方はぜひお使いください。
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主に男性向けのビジネス系チャンネルで使えそうなデザインとなりますが、こちらから無料でダウンロードいただけます。
ダウンロード後にファイルを開くとデータが入っているので、使いたいものをダブルクリックすることでKeynoteが自動的に開きます。
もしくはkeynoteのソフトを先に立ち上げ、画面左上「ファイル」→「開く」からデータを読み込むこともできます。
keynoteを使いサムネなどのWeb画像を作る方法
今回は下記の内容でkeynoteの使い方を解説していきます。
- 新規作成とサイズの設定方法
- 文字や図形の追加
- 文字の大小と色の変更
- 文字や図形を斜めに配置
- 文字に境界線や影をつける
- 素材の切り抜き
- 素材の反転
- 図形や吹き出しの追加
- 不透明度の調整
- 背景の色を変更
- 素材の追加方法
- 保存方法
1:新規作成とサイズの設定方法
keynoteのソフトを立ち上げると「テーマ」を選ぶ画面が出てきますが、お好きなものを選んでください。
バナーやサムネを作る場合は真っ白の状態から作り始めていくため、選んだテーマに入っている文字や素材はいったん全て削除しましょう。
次に画面のサイズを設定します。
例えばサムネイル作成の場合は「1280×720」とサイズが決まっています。ここは自分が作りたい画像のサイズに合わせてください。
サイズ設定は、画面右上「書類」の中に入っている「スライドのサイズ」→「カスタムのスライドサイズ」にて設定可能です。
2:文字や図形を追加
新しく文字や図形を追加するときは、画面上中央「テキスト」や「図形」をクリックして追加ができます。
すでにパソコンに保存済みの素材を画像に入れたい場合は、直接keynoteの画面上にドラックすることでも追加可能です。
3:文字の大小や色の変更
文字の色やフォント、大きさなどの編集は、以下ステップでおこないます。
- 編集したい対象の文字ををクリック
- 画面右「テキスト」を選択
- テキストの中にある各項目にて設定
文字は単色だけでなく、グラデーションにすることもできます。
テキスト内の真ん中あたり(カラーの四角の左横)に、選択肢が表示される場所があります。
4:文字や図形を斜めに配置
図形や文字を斜めに配置したい時は、画面右「配置」→「回転」の数字を変えることで調整できます。
5:文字に境界線や影をつける
文字は境界線をつけたり、影をつけて立体的に見せることもできます。
画面右「テキスト」の中にあるカギのようなマークをクリックし、その中の「アウトライン」「シャドウ」で調整してください。
アウトラインでは文字に境界線をつけることでき、その種類や色、太さの調整も可能です。
シャドウでは文字に影をつけることができ、その色や角度、大きさの調整も可能です。
6:人物やイラストの切り抜き
人物写真やイラストなどの切り抜きは、画面右「イメージ」→「インスタントアルファ」を使っておこないます。
まず使う素材を画面上にドラックして追加してください。
次に「インスタントアルファ」をクリックし、画面上で切り抜きたい部分を選択してください。
マウスを置くと水色でドラックされるので、少しずつ動かしながら丁度いい大きさで手を離します。すると、水色でドラックされた箇所が切り抜かれます。
一度の操作で切り抜けなかった部分は、2、3回繰り返してキレイに仕上げていきましょう。
すべて完了したら、下「終了」をクリックすると元の状態に戻ります。
7:人物の反転
切り抜いた人物素材などは、左右上下を反転させることも可能です。
画面右「配置」→「回転」の中にある「反転」にておこないます。
8:図形、吹き出しの追加
長方形や楕円形、その他さまざまな図形を描きたい時は、画面中央「図形」から追加します。
例えば吹き出しの形を使いたい時は、「吹き出し」と検索すると出てきます。
9:不透明度の調整
色を付けた文字や図形は、その不透明度を上げることができます。
少し高級感を出したい画像などに使うとおしゃれに仕上がります。
透明度を上げたい対象をクリックしたら、画面右「スタイル」→「不透明度」にて数字を調整します。
10:背景の色を変更
背景の色を変更したい時は、背景をクリックした状態で画面右に出てくる「背景」にて変更ができます。
11:素材の追加方法
keynoteで作る画像に素材を入れたい場合は、「〇〇.png」というデータ形式で保存したデータを使うのがおすすめです。
この形式のデータは背景が透明のため、画像に入れた時に周りの色と馴染みやすく、切り抜きの手間も省けます。
用意ができない場合は「jpg」など他形式でkeynoteに取り込んだ後、切り抜きの作業をおこなってみてください。
12:保存方法
keynoteで作った画像を保存する時は画面左上「ファイル」→「保存」をクリックし、名前と保存先を指定して保存します。
この時の保存形式は「〇〇.key」となり、これはkeynoteのデータ形式のことです。次に編集するときも、最後に編集した状態からスタートできます。
一方でバナーやサムネイルとして実際にサイトなどで使う場合は「画像形式」で保存したデータを使います。
画像形式で保存する場合は、画面左上「ファイル」→「書き出す」→「イメージ」をクリックし、名前と保存先を指定して保存してください。
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