この記事ではデザインレベルを爆速でUPさせることのできる『バナーのトレース(模写)』について解説します。
デザイナーを目指す方でなくても、デザインレベルを上げたいならぜひ挑戦してみてください。
こんな内容を解説します
- バナーのトレースとは?
- トレースするバナーの探し方
- 具体的な手順
- トレースする時の注意点
バナートレースとは?そのメリット
トレースとは「模写」とも呼ばれますが、要は見本そっくりに同じように作っていく練習のことです。
例えば以下のような感じ。
※商品の素材は、見本から切り抜きました。
左がネットで見つけてきたバナーで、右が私がPhotoshopでトレースしたバナーになります。
配置や色はもちろん、フォントやグラデーション、影の付け方など、とにかく見本そっくりを目指して作っていきます。
トレース練習をするメリット
- 効率よくPhotoshopで使えるツールを増やしていける
- バナー制作のレベル、素材探しのレベルが上がる
例えばギターや絵、ビジネスなどデザイン以外の分野においてもそうですが、「いいものを真似る作業は、その分野で成功するため近道」ともいいますよね。
私も初心者の頃一日1つのバナートレースを続けたことで、日に日にレベルが上がっていくのを実感しました。
また実際にネット上で使用されているバナーを題材にすることで「本当に実務で使えるツール・機能だけ」を効率よく学んでいくことができます。
というのもPhotoshop入門書などで解説されるツールには、実務ではあまり使わない、初心者が無理に覚える必要のないツールも混じっているからです。
Photoshopを使ったバナートレースのやり方を解説
ここからは「トレースのやり方・手順」をステップに沿って解説していきます。
- 見本のバナーを探す
- Photoshopでトレースする
- そっくりを極める
ステップ1:見本のバナーを探す
見本にするバナーは下記サイトから調達するのがおすすめです。
- Banner Matome:(300×250のバナー)
- Pinterest:(あらゆるデザイン倉庫)
- Retrobanner:(いろんなサイズのバナー)
- SAMUNE:(サムネイル)
作れるデザインの幅を広げるためにも、あまり同じようなテイストのバナーばかりを選ばないようにするといいでしょう。
慣れてきたらバナー以外にも、サムネイルやヘッダー、LPのヘッダー画像などにも幅を広げてみると良いと思います。
見本選びの注意点
選ぶ時に気をつけてほしいのは「凝ったデザインのものを選ばないこと」です。
凝ったデザインというのは、そのバナーで紹介されてる商品やサービスにしか適さないデザインのことです。
以下の画像2枚の場合、ゲームのバナーはそのゲームという商品にしか適さないデザインになります(=応用ができない)。
一方でPaypal決済のバナーは、金融系やWebサービス、男性向け事務のバナーなど他のテーマにも応用できそうなデザインですね。
こういった基準でトレースするバナーを選ぶといいでしょう。
ステップ2:Photoshopでトレースする
見本を選び終わったら、次はPhotoshopを開いてトレースをします。
トレースしたいバナーを下敷きに置き、その上から同じように文字や素材を配置していきましょう。
作る手順は人それぞれですが、私は文字や素材を全て配置した後で色や装飾をやっています。
トレースを繰り返す中で、自分にしっくりくる手順を確立できるのが良いかと思います。
トレースする際に出てくる「この加工どうやるんだろう...」という疑問は、その都度グーグル検索して調べましょう。そうしていく中で、徐々に使えるツール・機能が増えていきます。
▼Photoshopの機能はこちらの記事もぜひ参考にしてください。
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【しましま・キラキラ・かすれ文字など】便利なPhotoshopの機能を動画解説
この記事では『知っていると便利なPhotoshopのツール・機能』を解説します。 ネットでバナーなどを見ていると「あ、この加工やってみたい!でもどうやるんだろう...」と疑問に思うことがありませんか。 ...
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ステップ3:そっくりを極める
トレースで大事なことは何といっても「妥協せずにいかに見本に真似られるか」です。
【こんな妥協には要注意】
- ちょっとフォントの形が違うけど、まぁいいか
- 他にいい素材が見つからないから、これでいいや
- この加工は難しそうだから、やめよう
せっかく良いバナーを参考にしても、見本には劣るクオリティで作ってしまってはバナー制作のレベルは一向に上がりません。
確かにバナーに使われている素材などは、まったく同じものを探すことが困難です。
しかしそんな時でも、できるだけ見本に近い雰囲気やイメージを持つ素材を見つけ出す努力が必要ですね。
▼こちらも参考にしてみてください。
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